top of page

飲むコシヒカリ

ピュアライスワイン

(田嶋酒造/福井市桃園)

cocokula_main_ワイン.jpg
0001.jpg
0003.jpg
0002.jpg
0004.jpg

米の甘みでスッキリと飲みやすい白ワインタイプ

創業江戸時代後期、福千歳の銘柄で知られる田嶋酒造。造りの基本は、あくまでも山廃仕込(やまはいじこみ)、自然の摂理を生かした山廃仕込で伝統の技術で酒を醸し出す。その一方で、日本酒を飲んだことがない人にも最初の1本を届けたいという想いから、近年ではワイン製法やオーク樽熟成など、新しい酒造りにも挑戦し、日本酒の可能性を広げ、オンリーワンな酒蔵を目指している。

そんな蔵が開発したのが飲むコシヒカリ「ピュアライスワイン」。「福井のコシヒカリ×ワイン酵母」のコラボレーションで醸す酢純米酒だ。米の甘みと、甘酸っぱいけれどスッキリと飲みやすい白ワインタイプの純米酒が誕生した。アルコール度数もワインと同等の12%。見た目、味わいともに白ワインを連想させるお酒は、冷やしてワイングラスで飲むのがおすすめだ。

「一度飲んだら忘れられない心のこもった酒造り」をモットーにする酒蔵から、また忘れられない至高の一本が生まれた。

Profile

江戸時代後期(1840年代) 創業。伝統と革新、そして挑戦を楽しみ、オンリーワンの蔵を目指す。自信を持って造った酒を、最高の状態で届けるため、商品に応じてタンク貯蔵や専用の冷凍冷蔵コンテナで、熟成具合を確認しながら、それぞれの酒に最適な温度管理を徹底している。

銘柄「福千歳」の由来は、創業の地・福井市清水町を離れて最初に暮らした土地、千歳(ちとせ)町での良き思い出からと命名。福が千歳と続くようにという願いも込められているという。

https://www.fukuchitose.com/

糀が保湿やハリを保つ手助け

糀のハンドクリーム  みそらくりん

(米五/福井県福井市春山)

cocokula_main_クリーム.jpg
0001.jpg
0002.jpg
0003.jpg
0004.jpg

こだわりの味噌店が作ったこだわりの一品

創業天保2 (1831) 年、大本山永平寺御用達唯一の味噌店が福井市にある米五だ。近年は輸入素材を使った味噌が増えるなか、すべて国内産の原料にこだわり味噌を製造している。また、一部の商品では県内産の大豆や米を使うなど、地産地消にも積極的だ。大豆の蒸煮から麹造り、仕込み、熟成と、180年以上もの間、米五では味噌造りの風景は変わらない。 特別なことはしない、ただ当たり前のことを当たり前に続けながらも、その工程の一つとしておろそかにしない。 それが、米五の変わらぬ味の基本だ。

また、旧来の味噌造りの伝統を守り通すだけでなく、その時代ごとに新たな伝統を生み出している米五。そんな頑固な味噌店が作ったこだわりの一品が「糀のハンドクリーム みそらくりん」だ。「味噌」と「ハンドクリーム」と聞くと結びつかないかもしれないが、ハンドクリームのベースとなっているのは味噌を作る際に利用されている「糀」。昔の味噌づくりの職人たちは、糀作りの際に素手で麹菌に触れていたため手がきれいだったといわれている。コメ発酵エキスを含み、肌に美味しく、やさしい糀のハンドクリーム。味噌を美味しくさせる糀は、手肌の潤いを守ってくれる嬉しい成分が豊富。肌によく馴染み、さらさらした触感の糀のハンドクリームは、肌の保湿やハリを保つ手助けをしてくれる。

Profile

天保2 (1831) 年の創業以来、旧来の味噌造りの伝統を守り通すだけでなく、その時代ごとに新たな伝統を生み出し続けている味噌店。大量生産をせず、小さな蔵であり続けることをモットーに、味噌を通じてお客様に満足を届け、味噌造りの楽しさと誇りを大切にしている。また、毎日の食卓に欠かせない味噌だからこそ、安心して食べてもらえるよう原材料の品質管理をも徹底している。

味も見た目も魅力的八重桜の花びらを包みこんだ桜色のゼリー

桜ゼリー

(かをり商事株式会社/神奈川県横浜市山下町)

cocokula_main_ゼリー.jpg
0001.jpg
0003.jpg
0002.jpg
0004.jpg

さわやかな風味と蜜漬けの桜がアクセント

ほんのりとした桜色の洋酒ベースのゼリーの中に、蜜漬けした八重桜の花。口に含むと桜特有の香りがふわりと広がる。ほどよい弾力感とさわやかな味わいで、しゃりっとした桜の花びらの歯触りがほどよいアクセントになっている。

横浜市山下町に本店を構える老舗洋菓子店「かをり」の桜ゼリーだ。2004年に「日本の心をお祝い事の傍らに、また世界へと広げたい」という願いのもと、同社社長の板倉敬子さんの発案で商品化された同社の逸品。お茶請けとして、慶事や祝い事に、また、海外へのお土産としても人気だという。「過去には元米大統領夫人ヒラリー・クリントンさんから感謝状を頂いたこともある、日本の心を伝えるゼリー」でもある。リキュールの風味が大人の味わいで男性にも好まれている。

同店ではほかにも、看板商品の「レーズンサンド」ほか、ゆず・ピーチ・ブルーキュラソー・オレンジ・ペパーミント・アップル・グレープ7種類の詰め合わせの「宝石ゼリー(ヴィーナスの誕生)」、「トリュフ」、「かをりサブレ」などをそろえる。

Profile

1969年、幕末に日本発の西洋式ホテルが建てられた居留地70番(現在山下町70番地)の地に、個室・宴会場を備えたフレンチレストランとして開業。

トリフ・レーズンサンドをはじめとしたオリジナル洋菓子を山下町本店の他、市内、県内など全国各地の有名 デパート・高級ホテルなど20数店舗にて販売。横浜開港当初からの変わらぬ姿は一見の価値あり。

https://kawori.co.jp/shop-info/

※現在、レストランと喫茶部門は休業中。

味も見た目も魅力的

さくらのワイン

(白百合醸造/山梨県甲州市勝沼町)

cocokula_main_osake.jpg
001.jpg
002.jpg
003.jpg
004.jpg

八重桜をそのままボトルに入れた春のロゼワイン

山梨県産甲州とマスカット・ベーリーAを使用したロゼワインに、桜の花を浸した香りのあるフルーティーな甘口のワイン。桜の芳香と甘くフルーティなワインが溶け合う優しい味わいだ。桜の花は、国産で食用の八重桜を使用。

同ワイナリーの葡萄畑から、春には富士山と桜が同時に眺められ、その美しく凛とした風景をワインに表現したいとの想いから生まれたのが「さくらのワイン」だ。アルコール分も6%と控えめ、食後のデザートワインとしても楽しめる。同じ、マスカット・ベーリーAを使用しロゼワインに食用のサクランボを浸した、見た目もかわいい、リラックスタイムにおすすめのさくらんぼのワインも人気。

どちらもフルーティでフレッシュな味わいで、意外にも桜餅や苺大福などの和菓子ともよく合うのだとか。テーブルコーディネートも華やぐこのワイン、お花見や祝いの食卓、ギフトにもおすすめ、桜の訪れとともに、さまざまなシーンで楽しんでほしい。

Profile

日本最高峰のワイン原料の葡萄を育てる地・勝沼で、1938年創業のファミリーワイナリー。「ワイン造りはシンプルだからこそ原料となるブドウの良否が大切」という考えのもと、

原料ブドウは自社畑と契約畑で栽培し、ブドウ栽培からワイン造りまで一貫して取り組んでいる。ワイナリーの愛称である「L'ORIENT(ロリアン)」は「東洋」を意味するフランス語で、ヨーロッパに劣らぬ高水準のワイン造りを目指し名づけられている。

天橋立の風土が育んだ缶詰

オイルサーディン

(竹中罐詰株式会社/京都府宮津市)

cocokula_main_sakana.jpg
002.jpg
003.jpg
004.jpg
001.jpg

素材の風味を大切に手仕事だからできる丁寧な缶詰

缶詰づくりの基本は、まず鮮度の良いイワシを仕入れること。その年に生まれた新鮮な小ぶりのいわしを、伝統の技術で油づけにした、見た目も美しいオイルサーディン(いわし油づけ)の缶詰は、同社の代名詞。宮津・天橋立の風土に育まれてきた逸品だ。使用する油も、綿の実から採れる上質な綿実油を使用し、さらりとした上品な味わいに仕上がっている。そのままはもちろん、サンドイッチやピザ、炊き込みご飯などにも利用できる。

一つ一つ丁寧に手作業で製造した「天の橋立シリーズ」は、オイルサーディンのほか、はたはた、沖ぎす(にぎす)、ホタルイカ、帆立貝柱、かき、つぶ貝など全9種類。求める品質には妥協がなく、機械化・自動化が進む中でも手作業の方が優れていることが多くあると考え、原料の魚介類の下ごしらえから缶に詰めるまでの過程を手作業で行う。天然の原料を使用しているため魚介類の大きさや形は日によって異なるが、そのわずかな違いを熟練の技で見極めながら、丁寧かつ素早い手作業で鮮度を保ちながら、缶詰に仕上げている。

Profile
他業を営んでいた2代目がオイルサーディンの製造を学び、1908(明治41)年、創業者が京都市内で野菜の缶詰製造業開始。以来、「缶詰は中身が見えないので、信用で買っていただくもの」と「召し上がっていただく方に良かったと思っていただけるよう」をモットーに、確かな素材を選ぶことを心がけ、開けて美しく、食べておいしい缶詰を目指す。

まろやかな塩味と旨味

藻塩

(男鹿工房/秋田県男鹿市船川)

cocokula_main_mojio.jpg
sio_kama.jpg
cocokula_main_sio.jpg
sub_shio04.jpg

天候を見極めながら海藻を乾燥させて旨味を凝縮

藻塩とは、海藻が入った塩のこと。平釜でじっくり仕上げた塩に海藻(ホンダワラ)のエキスを絡ませて仕上げた藻塩。少し色味が付いた塩は、一般的な塩に比べて、まろやかな塩味が特徴だ。藻塩の決め手となる海藻は、地元男鹿半島の海で採れた良質な海藻。この海藻を新鮮なうちに天日干しで乾燥させる。天日干しは必ず2日間連続した晴天の日にしか行えないのだという。この天候を見極めながら海藻を乾燥させて旨味を凝縮させるひと手間が重要なのだとか。これと塩を合わせて藻塩が完成する。

合わせる塩は、平釜で男鹿沖の清らかでミネラル豊富な海水を、「蒸散方式」で沸騰させずに長い時間をかけて煮詰め、1日かけて平釜で結晶化させる。これをさらに1日かけてにがりを切り乾燥させたこだわりの塩。1500ℓ~2000ℓの海水からできる塩は約40㎏。

シンプルな料理ほど塩の旨みが引き立つ男鹿工房の塩。やわらかな塩味と旨味、舌に残る味わいもすっきりとした印象だ。藻塩は、海藻に含まれる旨味成分「グルタミン酸」でより塩の旨味を感じるのだとか。美味しい塩を作りたいという想いと昔ながらの製法で丁寧に、時間をかけて作った技術の結晶。男鹿市を象徴するなまはげのパッケージも印象的だ。

Profile2004年、初代が「塩を地域の特産品として作ったら盛り上がるのでは」と、製塩所を創業。秋田県男鹿半島の海で採取した海水から作られた塩の販売を手掛ける。創業20年目となり、現在は2代目の社長に塩づくりが受け継がれている。秋田県に唯一残る塩工房。

お燗をしておいしい酒

純米カップ酒「悠々燗々」

(玉櫻酒造/島根県邑智郡邑南町)

cocokula_main_osake.jpg
sub_osake01_new.jpg
sub_osake02_new.jpg
sub_osake03_new.jpg
sub_osake04_new.jpg

熟成過程で滋味を蓄えた純米酒

薄く番茶のような色合いが印象的だ。島根県邑智郡邑南町にある玉櫻酒造が造る燗酒向き純米カップ酒「悠々燗々(ゆうゆうかんかん)」だ。無ろ過で二度の火入れにこだわった純米酒は、熟成過程で滋味を蓄え、趣を増しながら色づいていくのだという。

ちなみに名前の由来は、「悠々閑々(悠々緩々)=ゆったりとしている様子」にお燗酒の要素を入れた造語。慌ただしく落ち着かない世の中でもお燗酒を飲んで、自然と心を和んでほしいという造り手の願いが込められている。

「熟成酒を冷やして飲むのはおすすめしません」という同蔵5代目の櫻尾尚平氏と弟の圭司氏。常温でも十分旨みを感じることはできるが、燗をする事で真価を発揮するのだという。全量を地元産契約栽培米を使用し、糖分が全てアルコールに変わるまで発酵させる完全発酵。しっかりとした旨みをもちながらも自然な味わいが自慢だ。一口目は素っ気なく感じても飲み進めるにつれ、滋味の豊かさが感じられる。また、不思議とお腹も減って料理もすすむ。 邑南町産の米から生まれた、温かいご飯のような包容力を持つ酒は、造り手のように可愛くたくましいクマが目印だ。

Profile
8割が森林という島根県邑南町、現在も河川には特別天然記念物であるオオサンショウウオが生息し、田んぼが広がる里山だ。この地で1892年創業、現在杜氏を務めるのは5代目蔵元の櫻尾尚平氏と弟の圭司氏。原料米由来の味の違いを楽しむため、できるだけ単一品種の米で仕込み、ブレンドは行わず完全発酵、無ろ過、熟成にこだわる純米酒を提供。料理に合う、燗酒として楽しむ酒を主軸に、飲んで落ち着くような包容力を持つ酒、元気になるような生命力を感じる酒を目指している。

醤油蔵のせんべい

こわれせん

(笛木醤油/埼玉県比企郡川島町)

cocokula_main_senbei.jpg
sub_senbei01_new.jpg
sub_senbei02.jpg
sub_senbei03.jpg
sub_senbei04.jpg

わざと手割りすることで、割れめにも味が浸みて風味豊かに

県内有数の醤油の産地だった埼玉県川島町で唯一残る、創業寛政元年の醤油蔵・笛木醤油。醤油の原料は丸大豆、県産の小麦、天日塩のみ。2夏かけてじっくりと発酵熟成させたまろやかな醤油が自慢だ。

そんな老舗醤油蔵がが作るせんべいが人気を集めている。国内産うるち米を原料に、直火でカリッと焼き上げた生地を手割りし、同蔵自慢の金笛しょうゆで作った旨味豊かな醤油ダレで味付ける。通常のこわれせんは、良品にならない撥ね品を集めているものが多く、割れめのところに調味液がついていないことも多いというが、同蔵ではせんべいを焼き上げてからわざと手割りし、調味液に漬けることで、割れめにも味が浸み込んでおり、風味も増すのだという。

醤油・胡麻など、1袋で数種類の味を楽しめるこわれせん。割れているためにひとくちサイズで食べやすく、醤油蔵らしいしっかりした味が特徴のせんべいだ。

Profile
笛木醤油株式会社は、江戸時代から川越藩の穀倉地帯として栄えた川島の地で1789(寛政元)年に創業。看板商品は「金笛(きんぶえ)」のブランド名で知られる濃口醤油「金笛醤油」と「金笛丸大豆醤油」。本社敷地内のほか、川越市にも直売店と食事処を運営。笛木醤油本社敷地内には、金笛しょうゆパークを2019 年に開業。工場見学(無料)ができるほか、原料などを展示したミュージアム・レストラン・直売店・バウム工房を併設。

和菓子の木型と技術をいかした大人向けラムネ菓子

高岡ラムネ

(大野屋/富山県高岡市木舟町)

cocokula_main_ramune.jpg
sub_ramune01.jpg
sub_ramune02.jpg
sub_ramune03.jpg
sub_ramune04.jpg

甘辛い味わいと弾力ある食感が特徴

加賀藩二代目藩主・前田利長によって高岡城の城下町として栄えた高岡市、そんな歴史ある城下町で180年の歴史を持つ老舗和菓子店「大野屋」が歴史の中で使ってきた木型と培った技、和菓子の季節や行事に合わせ生まれた美しい造形、さらには富山県産コシヒカリや国産素材を組み合わせ、高岡文化の新旧を織り交ぜたのが「高岡ラムネ」だ。高岡ラムネを手がけたのは、大野屋の長女・大野悠氏。職人たちの協力を得て2年の歳月をかけてオリジナルのラムネを完成させた。

使用する材料を混ぜ合わせラムネ用にリサイズした木型に詰め、木製のコテで叩いて打ち出す。作業そのものは和三盆を使った干菓子と同じだが、ラムネは落雁に比べて小さいため、打ち出しに技術を要する。同店の木型で1回に作れるラムネは10コ。

難しいのは、木型に粉を詰める際の力の加減。型1つずつに加える力が強くても弱くてもいけない、職人が覚えた手の感覚がすべてである。多くが原材料にコーンスターチを使うなか、同店は富山県産コシヒカリの米粉を使用。そこに厳選した国産品の生姜やいちご、ゆず、りんごなどを加工したものを加え、生姜はピリッとして風味豊かな大人向けのラムネに仕上がっている。

職人がひとつひとつ手で作ったラムネは、ふんわり柔らかな口どけの後に、国産の素材が香る優しい味だ。

Profile

株式会社大野屋

天保9(1838)年創業。初代大門屋吉四郎がそれまでの醸造業から菓子屋に転じたのが始まり。以来この高岡の通称「山町筋」で菓子屋を営み続け現当主で9代目。代表銘菓「とこなつ」や「田毎」など、万葉の歌人・大伴家持の歌に因んだ銘菓を中心に、四季折々のお菓子など多数取り揃えている。2013年より発売した和菓子木型で作った「高岡ラムネ」はThe Wonder 500に選ばれた。

山形のソウルフード

味付き玉こんにゃく

(ヤマコン食品/山形市大字漆山)

cocokula_main_tama.jpg
sub_tama01.jpg
sub_tama03.jpg
sub_tama04.jpg
sub_tama02.jpg

甘辛い味わいと弾力ある食感が特徴

昔からこんにゃく芋の産地である山形で、「玉こんにゃく」は、”玉こん”の愛称で親しまれている山形のソウルフードです。名前のとおり、3cm程度の球状のこんにゃくで、観光地や催事場などで串に刺した状態で販売されているのを見かけます。板こんにゃくや糸こんにゃくは全国的に食べられていますが「玉こんにゃく」は山形県ならではの食文化といってもいいかもしれません。

そんな玉こんにゃくを明治20(1887)年の創業以来、作り続けているのがヤマコン食品有限会社。同社の初代が串刺しの団子に似せた玉こんにゃくを全国で初めて開発・販売した玉こんにゃくの元祖。ちなみにしょうゆ味はみたらし団子からの発想だったといいます。

山形では歯ごたえの良いこんにゃくが好まれているそうで、同社も歯ごたえと弾力のある食感が特徴。そんな山形名物を手軽に味わえる味付き玉こんにゃくは、手軽に本場の味を手軽に味わえる一品。湯煎や電子レンジで温めるだけ、もちろん、そのままでも美味しく食べられ、しょうゆダレがたっぷり染み込んだ甘辛い味わいと弾力ある食感が特徴。おやつにお茶うけに、酒のつまみにと、小腹が空いたら手軽に食べられる2個入り個包装でちょうどいい量も人気の秘密です。

Profile

ヤマコン食品有限会社

明治20年(1887年)創業。山形名物「玉こんにゃく」をみたらし団子にヒントを得て玉こんにゃくを考案、創業以来作り続ける。1953(昭和28)年には、業界初となる玉こんにゃく製造用機械を開発。玉こんにゃくの他にも、えご※やくるみとうふなど地域に根ざした食品の製造・販売・通販をしている。

※海藻のえご草を煮溶かし、冷やして固めたもの。地域によって「おきゅうと」「いごねり」などと呼ばれている。

奥州市唯一の酒蔵が醸すすっきりとキレのある酒

奥州ノ龍

岩手銘醸株式会社(岩手県奥州市前沢)

cocokula_main.jpg
cocokula_01.jpg
cocokula_02.jpg
今月のお取り寄せ_岩手銘醸_05.jpg
今月のお取り寄せ_岩手銘醸_06.jpg

岩手県奥州市前沢で、明治時代から続く酒蔵2蔵が

昭和30年に合併して生まれた岩手銘醸。

地元の酒米と水を使った日本酒づくりはもちろん、地元食材にも合った酒づくりを追及し、食材の特徴に合わせた食中酒を探求しているといいます。年間生産石数600~800石、その7割が地元消費という地域密着型。しかし、2017年からは海外輸出にも挑戦。その年にスタートした新ブランド「奥州ノ龍シリーズ」は、全ての米を岩手県奥州エリア中心に契約栽培し、すっきりとキレのある酒に仕上げています。

純米吟醸酒には奥州市産米「吟ぎんが」を使用、甘口だが後味すっきりの食中酒。金ヶ崎町産米「亀の尾」使用した特別純米酒は、ワインを感じさせるような酸味と米の旨み、肉料理との相性も抜群です。一方、岩手県産米「結の香」使用したこだわりの純米大吟醸は、フルーティだが優しくシャープにキレる味わい。どの酒もやさしい飲み口で、日本酒初心者やアルコールのクセが苦手な方にもおすすめできる逸品揃い。また、奥州市唯一の酒蔵として龍の如く、更なる高みを目指したいという想いでデザインされたラベルも注目です。さらにはシリーズの特別ボトルとして奥州市出身のスーパースター応援酒として販売する野球ボトルも人気を集めています。

Profile
岩手銘醸株式会

岩手県奥州市前沢にて、昭和30(195)年に、明治時代から続く酒蔵2社が合併し岩手銘醸株式会社を設立。代表銘柄は「岩手誉」「仙台紅屋長九郎」「亀の尾」など。

平成5年から「亀の尾」、平成29年から岩手県酒造好適米「結の香」を地元農家と契約栽培に取り組み、特定名称酒はすべて岩手県南産の米で酒造りをしている。

もも肉・むね肉・ささみ1羽分をパック

比内地鶏1羽セット

株式会社ひない鶏食品(秋田県南秋田郡井川町)

今月のお取り寄せ_メイン_焼肉_.jpg
今月のお取り寄せ_セットMG_1919.jpg
今月のお取り寄せ_親子丼.jpg
パンフレット (1)_ひない食品_鳥.jpg
パンフレット (1)_ひない食品_工場.jpg

締まった肉質と、歯ごたえから生まれる旨み

「3大美味どり」の一つといわれる比内地鶏。そのルーツでもある比内鶏は、そのおいしさから江戸時代には年貢として納められていたとか。また、比内鶏は昭和17年には、国の天然記念物にも指定されている。比内地鶏は、その比内鶏を肉用として改良した秋田比内鶏とロードアイランドレッド種という鶏から生まれたもの。

締まった肉質と、歯ごたえから生まれる旨みは一級品。またおいしい出汁がとれることから「だし鶏」とも呼ばれている。

実はこの比内地鶏、秋田県では「比内地鶏ブランド認証制度」が設けられており、1羽あたりの飼育面積や餌の内容、飼育日数など、厳しい審査基準が設けられており、この基準を満たしたものだけが比内地鶏を名乗れるのだ。

株式会社ひない鶏食品は、その厳しい審査基準をクリアした飼育農家から仕入れ、加工業者としてブランド認証を受けている。同社の看板商品の一つである比内地鶏1羽セットは、、同社のベテランスタッフが熟練の加工技術で、月曜と木曜の週2回、朝〆した鶏を解体、もも肉・むね肉・ささみ1羽分をパックして直送される。

その肉の旨みと脂の深い味わいで、「煮てよし」「焼いてよし」「スープもよし」の比内地鶏のおいしさがまるごと楽しめる商品だ。

Profile
株式会社ひない鶏食品
業務用を中心に、比内地鶏を専門とした食品加工を手掛ける専門業者。2022年春に閉鎖した比内地鶏専門業者を、現社長の藤田卓氏が同年10月に新たに復活させた。県内2軒の農協と契約し、そこで大切に育てられた比内地鶏を加工処理、1羽からの少量の注文や肉のカットや小分けのパッケージなど細かな注文も受け付けている。

人にも地球にもやさしい

のぶしな玄米珈琲

炭農家うえの(長野市信州新町信級)

WEB_s__MG_6802.jpg
WEB_MG_6428.jpg
WEB_MG_6630.jpg
WEB_飲んでいるシーン.JPG
WEB_s__MG_3023.jpg

炭焼き職人がつくり出したやさしい味わいの玄米珈琲

深いコクと米の甘み、ノンカフェインのやさしい苦み、長野県信級の炭焼き職人がつくり出したやさしい味わいの玄米珈琲がある。長野県長野市の信州新町・信級地区、人口わずか130人ほどの山の中腹にある小さな山村。2010年にこの地に移住、炭焼きと稲作農業を営みながら玄米珈琲の生産を始めた「炭農家うえの」の植野翔氏が生み出した逸品だ。原料となる米の栽培から始まり、炭焼き、玄米の焙煎まですべての工程をこなしている。

原料の玄米は、厳選した信級産玄米を使用。全て手作業で焙煎される玄米珈琲は、炭焼き後の窯の余熱、遠赤外線によって焙煎される。全方位から遠赤外線が降り注ぐ炭窯焙煎が玄米をサクッとフワッと煎り上げ、コクと香りの成分がその空隙に閉じ込められ、深い味わいがうみ出されるという。「焙煎器を窯から出すタイミングがとてもシビア」なのだそうだ。ちなみに約1時間の焙煎の後、窯から取り出すベストなタイミングはわずか20秒ほどだとか。

炭出しの度に試行錯誤を繰り返し、辿り着いた独特の風味のある優しい味わい。黒い液体は香ばしい香りとコクのある味わいが口の中に広がり、そのあとに米の甘味がじんわりとやってくる。心と体と地球にやさしい山奥からのメッセージ、カフェインレスで、妊娠中の人や子どもにも安心なのもうれしい。

Profile
炭農家うえの
大学時代に自給自足に興味をもった植野氏が、信級の炭焼き職人との出会いをきっかけに移住を決意。2010年に信級に移り住み、玄米珈琲の生産を開始。植野氏自らがこだわって育てた米を、変化する炭窯と対話しながら、全て手作業で炭焼きの余熱を利用し焙煎、一連の生産工程でCO2排出ゼロ~CO2を固定している。「鯨」をモチーフにロゴデザインは昭和13(1938)年、信級周辺の山中で掘された化石・世界最古のセミクジラ属・シンシュウセミクジラにちなんだもの。

pic-01.jpg

スパイスの香りが本格的

イノシシ肉のスパイスカレー

おおち山くじら(島根県邑智郡美郷町)

WEB_4c39b65f0b41892cb956.jpg
WEB_secimage11.jpg
WEB_nature_img03.jpg
WEB_nature_img01.jpg
WEB_nature_img02.jpg

「害獣」ではなく「生命ある資源」として

町面積の89%を森林が占める、緑と水の豊かな島根県美郷町。温暖で湿度も高いため、木の実のドングリ類、植物の地下茎、果実、タケノコなどイノシシが好む植物が多く、季節に関わらず雑味の少ない良質な肉質のイノシシが育ちます。しかし、人口減少や狩猟者の高齢化等でイノシシが里山へ下りる頻度が高くなり、農作物被害も深刻化。

しかし、そんな田畑を荒らすイノシシを「害獣」ではなく「生命ある資源」として扱い、食肉・加工品・皮加工などさまざまな形で活用地域資源として役立てる取組みをしているのがおおち山くじらだ。

そんなおおち山くじらの人気商品の一つが、スライスした猪肉を5種類のスパイスとトマト、バターでじっくり煮込んだイノシシ肉のスパイスカレー(レトルトパウチ)。カルダモンの華やかな香りと猪肉の力強い旨味が特徴的なカレーは、ごはんだけでなくナンとも相性抜群。薄切り肉のイノシシはで食べやすく、クセもなくあっさり目。スパイスの香りが本格的です。

Profile
株式会社おおち山くじら
美郷町もしくは近隣市町村で捕獲された野生猪を、処理施設に搬送・食肉処理し、全国に出荷し、地域資源として役立てる取組みを行う。また、食肉処理したイノシシの廃棄物である生皮を加工しイノシシ革に、食肉基準はクリアしているものの、さまざまな理由で利用されないイノシシ肉を犬や猫のためのペットフードに、さらにペットフードとしても活用できない内臓や骨等の部位は、鶏のエサとして利用している。

甘党だけでなく酒好きにも愛される

水ようかん

松本家(福島県会津若松市東山町)

mizuyokan_web.jpg
DSC_3488_web.jpg
20140508_085531-270x203.jpg
mizuyokanSize.jpg
tenpoview.jpg

創業について

町面積の89%を森林が占める、緑と水の豊かな島根県美里町。温暖で湿度も高いため、木の実のドングリ類、植物の地下茎、果実、タケノコなどイノシシが好む植物が多く、季節に関わらず雑味の少ない良質な肉質のイノシシが育ちます。しかし、人口減少や狩猟者の高齢化等でイノシシが里山へ下りる頻度が高くなり、農作物被害も深刻化。

しかし、そんな田畑を荒らすイノシシを「害獣」ではなく「生命ある資源」として扱い、食肉・加工品・皮加工などさまざまな形で活用地域資源として役立てる取組みをしているのがおおち山くじらだ。

そんなおおち山くじらの人気商品の一つが、スライスした猪肉を5種類のスパイスとトマト、バターでじっくり煮込んだイノシシ肉のスパイスカレー(レトルトパウチ)。カルダモンの華やかな香りと猪肉の力強い旨味が特徴的なカレーは、ごはんだけでなくナンとも相性抜群。薄切り肉のイノシシはで食べやすく、クセもなくあっさり目。スパイスの香りが本格的です。

Profile
湯治場であり町場と東山奥地の集落で炭焼きをする人々との中継地点であったこの地で、山を行き来する人々の休憩所として、文政2 1819)年から生活用品を商いながら水羊羹を提供。それが評判を呼び、おみやげとして持ち帰りたいという湯治客の要望を受け、本格的に「ようかん屋」としての営業が始まる。。
松本家二代目である名人本井松三郎が大正初期博覧会にて受賞し、松本家の名を全国に知らしめて以来、大正・昭和・平成と各種賞を受賞しており、会津東山温泉の名物として人々に親しまれ続けている。https://yokan.jp/

12種類のカラフルおやつ

金平糖

入江製菓株式会社(福岡県北九州市)

_Y8A7331.jpg
_Y8A6799.jpg
_Y8A6904.jpg
_Y8A7085.jpg
_Y8A7185.jpg

地道な職人技が生む伝統の砂糖菓子

ポルトガルから伝わり、一説によるとポルトガル人宣教師ルイス・フロイスによって織田信長にも献上されたという金平糖。語源は砂糖菓子を意味するポルトガル語の「confeito」だ。

昭和初期に官営八幡製鉄所(現在の日本製鉄九州製鉄所八幡地区)の地元で創業した入江製菓。「1970年代にスーパーが普及し始め、当時の主力商品だった飴だけでは生き残れないと、金平糖製造に乗り出しました」と創業家の4代目で、会長を務める入江雅彦氏は振り返る。

カラフルで、角がある独特の形状をしている金平糖だが、原料は砂糖のみと極めてシンプル。しかし、その製造には熟練職人の技術が必要で、加えて「気温や湿度にできあがりが大きく左右される、たいへんデリケートなお菓子なので、神経を使います」と入江氏は言う。

約100℃に熱した大釜に砂糖を入れ、傾けながら回転させて砂糖の粒を転がす。タイミングを見ながら、溶かした砂糖(糖蜜)を釜の中の砂糖に噴霧すると、糖蜜で塗れた砂糖が焼けた釜の中を転がるうちに糖蜜が固まっていく。これが角になるのだ。この作業を毎日8時間、1日も休まずに14日間続け、最後に果汁粉末などでカラーリングをしたら完成だ。

金平糖の市場が徐々に縮小するなか、入江製菓は2012年に新ブランド「いろは屋」を旗揚げした。抹茶やココア、ブルーベリー、いちご、ゆずなど計12種類。通常の金平糖よりひと回り小さいミニサイズで、本物の果物や抹茶・ココアパウダーなどで味付けした本格派商品。土産やギフトとしても人気を集めている。

Profile
現在の会長である入江雅彦氏の祖父が京都の和菓子店で修業を積んだ後の1934(昭和9)年に創業。官営八幡製鐵所の地元で、労働者やその家族向けに和菓子を販売してきた。飴を主力にしていたが、スーパーの台頭により、商品の幅を広げる必要に迫られ、1970年代に金平糖の製造を開始。2012年、従来の金平糖よりひと回り小さく、果物や抹茶パウダーなどで味付けした新ブランド「いろは屋」を立ち上げた。

自社製しょうゆを使った

木桶バウム(しょうゆ)

笛木醤油株式会社(埼玉県川島町)

金笛木桶バウム
「100年プロジェクト」で作った木桶
櫂つき作業
しょうゆ製造工程
金笛しょうゆパーク

甘さとしょっぱさの絶妙なバランス

埼玉県中部の川島町で伝統の木桶仕込みによるしょうゆ造りを続ける老舗しょうゆ蔵が開発したバウムクーヘン。町内産の卵と国産の発酵バターなどをベースにした木桶バウムのプレーンに加え、そのプレーンをベースに自社製しょうゆを加えて職人が一層一層、丁寧に焼きあげた「しょうゆ」はしょうゆの旨みをぎゅっと閉じ込めたオリジナルのバウム。しょうゆの香り高く、甘さとしょっぱさのバランスが絶妙で、後味すっきりの自慢の一品だ。

木桶バウムにはこのほか「いちご」や「甘酒」、「さつまいも」などの季節限定ラインアップもそろえている。

同社は川島町の本店敷地内を「金笛しょうゆパーク」として整備し、一般開放。工場見学ができる「金笛しょうゆ楽校」、しゅうゆ造りを動画で学べる「ミニ・ミュージアム」、子どもたちの遊び場の「わんぱく広場」、自家製麺のうどんなどを提供している「しょうゆ蔵のレストラン」などを展開。木桶バウム工房もその一角に軒を構えており、日によっては焼き立てのバウムを味わえることもある(スケジュールはSNSなどで告知しています)。

しょうゆやポン酢しょうゆ、木桶バウムや醤油屋のせんべい(こわれせん)などの同社商品は直営のネット通販サイトから購入可能。

Profile
四方を川に囲まれ、豊かな自然にも恵まれて、江戸時代から川越藩の穀倉地帯として栄えた現在の埼玉県比企郡川島町で1789(寛政元)年に創業。伝統的な醸造方法を守り続け、厳選された丸大豆、小麦、天日塩のみを原料として大きな杉の桶で1~2年かけてゆっくりと発酵熟成させたしょうゆを造っている。看板商品は「金笛(きんぶえ)」の名で知られる濃口醤油「金笛醤油」「金笛丸大豆醤油」。社長の笛木正司氏は12代目当主(第12代笛木吉五郎)。

毎日の料理の味と香りが生まれ変わる

石臼挽きすりごま

山田製油(京都府南丹市日吉町胡麻)

000000000691-03-l.jpg
day01.jpg
1223_089.jpg
mv001.jpg
000000000691-05-l.jpg

ごまかしなしの本物の味

1934年の創業以来、本物のごま油を作り続けるごま油メーカーが作る石臼挽きすりごま。「直火焙煎」の炒りごまは、香りが一番よくなる瞬間を逃がさないよう、職人が嗅覚、味覚を生かし、胡麻の状態と天候や湿度に応じて調節する。その「焙煎具合」にはマニュアルはない。ちなみに焙煎職人は、味を確かめるために、1日にどんぶり鉢1杯程度のごまを食するという。

こうして一釜一釜丁寧に焙煎された香り豊かな炒りごまは、御影石の石臼でゆっくり挽かれることで、甘味と香りを引き出している。また、あえて完全には挽かないことで、噛んだ時のプチプチ感と香りが楽しめるという。和え物や麺類の薬味、フライの衣に使えば毎日の料理がワンラックアップすること間違いなし。

もちろん、原料に対するこだわりも強い。使用する原材料は、国産、外国産を問わず、まず現地を訪れて栽培者や製造者を訪ねる。栽培や製造方法を自分たちで確認し、信頼関係を構築することが安心・安全につながる最も大切なことだと考えているからだ。

創業者の「へんこ」(頑固)精神を受け継ぎ、受け継いだ思いと本来の製法で、ごまかしなしの本物の味をこれからも追求し続ける。

Profile
山田製油京都市に本社、南丹市に工場を置くごま油メーカー。1934年創業、ごま油や練りごま、炒り胡麻他各種胡麻製品の製造販売を行う。イタリアンテイストのごま料理が楽しめるレストラン「ピッコロモンド・ヤマダ」や、食の安全や環境に関心を高めるため、料理教室やワークショップ、カフェ、セレクトショップを行うgomacro Salon(ゴマクロサロン)なども運営している。

濃厚でしっかりした胡麻の味

練りごま

山田製油(京都府南丹市日吉町胡麻)

山田製油練りごま
山田製油練りごま石臼
山田製油練りごま石臼
山田製油練りごま製造工程
山田製油ごまねりねり商品

本当においしいねりごまを作るたった一つの製法

 口の中でとろけるなめらかさ、しっかりとしたごまの香り、ごまかしなしとほんものがモットーの山田製油が送り出す練りごま、その名も「ごまねりねり」だ。
持ち味の違うごまを別々にその日の状態や天候・気温を考慮しながらごまが一番おいしくなるタイミングで焙煎する。それを職人が味見をしながら最適な割合でブレンド。ここにマニュアルはない。これを特製の石臼で二回挽き。石臼で挽く工程でも、職人技が光る。焙煎と同様に、ブレンドした胡麻の状態と当日の天候・気温を見極めて、毎日石臼を調整するという。こうして作り上げられたねりごまは、「クリーミーさ」と「香り」、「甘み」を併せ持つ逸品に仕上がる。ちなみに石臼を使用することは、余分な熱が加わらず、ごまの香りと味をそこねないためだとか。
使い方も多様だ。ごま豆腐や和え物はもちろん、隠し味として味噌汁やカレーなどに使えばコクと旨みを引き出してくれる。しゃぶしゃぶや鍋のつけダレににしても間違いない。
本当においしい練りごまを作るたった一つの製法で作られたこだわりの逸品を、ぜひ味わってほしい。

Profile
山田製油京都市に本社、南丹市に工場を置くごま油メーカー。1934年創業、ごま油や練りごま、炒り胡麻他各種胡麻製品の製造販売を行う。イタリアンテイストのごま料理が楽しめるレストラン「ピッコロモンド・ヤマダ」や、食の安全や環境に関心を高めるため、料理教室やワークショップ、カフェ、セレクトショップを行うgomacro Salon(ゴマクロサロン)なども運営している。
henko.co.jp

100%ストレート製法だから生み出すことのできる、濃厚な甘み

100%ストレートブドウジュース

株式会社Bonchi(山梨県南アルプス市)

detail_34114_16496458025986.jpg
detail_34114_16496458127427.jpg
detail_34114_16496458215737.jpg
甲州_アートボード-1-2048x1460.jpg
ベーリーA_アートボード-1-2048x1460.jpg

ぶどう本来の甘み、酸味、香りを堪能

ストレート果汁と濃縮還元の違いをご存知だろうか。よく市販されている濃縮還元ジュースは、名前に「濃縮」と入っていますが、味わいに濃さはあまり感じられず、甘さが弱く、酸味が強く出ている印象で、香りもほとんどない。

一方、ストレート果汁は自然な甘さと味わいで、風味も強く感じることができ、後味はすっきり、嫌なもたつきがないのが特徴だ。

山梨県でこだわりの100%ストレートブドウジュースを提供する果物専門産地直送オンラインストアのBonchi 株式会社。同社が提供するジュースは、100%ストレート製法だから生み出すことのできる、クセのない濃厚な甘みが特徴。フルーティーで濃厚な味わいは、今までのブドウジュースの概念を変えてくれる。また、ワインにも使用されるぶどうを使用、普段は行わない傘掛けを行うなど、こだわりを持って醸造している。

マスカット・ベーリーAのきれいな紫色、甲州の透き通ったオレンジ色は、どちらも果皮由来の天然色素だ。無添加、無着色、無果糖の果汁100%ブドウジュース。保存は、専用の樽で行うため香りも上品に仕上がっている。葡萄本来の風味を強く感じることができ、少量でも満足感があるノンアルコールワインとしても人気だという。

Profile
株式会社Bonchi
果物専門産地直送オンラインストア「Bonchi 」にて、農業の社会問題を解決し、持続可能な農業の未来を創るため新しい果物の買い方を提案するために2019年に事業を開始。甲州市、南アルプス市にてふるさと納税でも購入可能。

甘さ、大きさ、美しさ、すべてにこだわりぬいた大粒

山梨県産 大粒シャインマスカット

株式会社Bonchi(山梨県南アルプス市)

A_3A5DB9C7-91C7-4397-8486-6A1A0E6674F8_1_201_a.jpeg
D_unnamed (1).jpg
2_DSC_0866-1536x1024.jpg
3_DSC_7994.jpg
B_DSC01032_Original.jpg

一房700g以上で糖度22度以上の大粒

まず最初にその大きさに驚かされる。次に、一粒食べると、甘く爽やかな香りとともに、口いっぱいに果汁が溢れ出す。一房700g以上で糖度22度以上のシャインマスカット。一般的なシャインマスカットは500g、糖度は平均19度というからそのすごさがうかがえる。

提供するのは、山梨県南アルプス市で地域密着型の果物専門産地直送オンラインストアを展開する株式会社Bonchi。Bonchi契約農家が作り出すシャインマスカットは、甘味を増すためにあえて1~2週間程収穫を遅らせて追熟。また、一房になる粒数を減らすことで栄養を一粒一粒まで行き渡らせ、甘く美しいシャインマスカットを作りだすという。

作るのは、Bonchi契約農家でもあり、地球環境を考えた有機栽培・減農薬栽培へこだわり  環境保全型の自然循環農法で行う特別栽培の果樹作りを目指す精鋭農家集団「やまなし自然塾」の生産者たち。土づくりから収穫まで自然循環農法を取り入れ特別栽培に取り組みすべてにこだわりぬく。人それぞれに個性があるように、果物一粒一粒にも個性があるといい、それを長年の経験で培った職人技で最大限まで引き出すという。

職人ともいえる生産者が、甘さ、大きさ、美しさのすべてを追求したシャインマスカットは、スーパーや市場などにではめったに並ぶことはないという逸品だ。また一つ、果物王国・山梨県の銘品が生まれたようだ。

Profile
株式会社Bonchi
果物専門産地直送オンラインストア「Bonchi 」にて、農業の社会問題を解決し、持続可能な農業の未来を創るため新しい果物の買い方を提案するために2019年に事業を開始。甲州市、南アルプス市にてふるさと納税でも購入可能。

こだわりぬいた原料と製法でつくられる幻の純米酢

米酢

飯尾醸造(京都府宮津市)

_W9A8086_main_cut.jpg
_W9A8090.jpg
_W9A7909.jpg
_W9A8207.jpg
_W9A7888.jpg

米の優しい香りと円熟の旨み

宮津市で1893(明治26)年から5代にわたってお酢づくりを続けている飯尾醸造。原料となる米の無農薬栽培に始まり、酒(もろみ)の仕込み、そしてお酢の仕込み、発酵という過程を経てできる昔ながらのお酢づくりをしている蔵元だ。「米の種まきから数えて最短でも2年はかかります」と5代目の当主(代表取締役社長)である飯尾彰浩さん。

実は洋の東西を問わず、お酢づくりは酒づくりが基本。だが近年は醸造用アルコールを添加して短期間で製造するメーカーが増え、自社で酒からつくっているメーカーは希少な存在だ。もろみができたらお酢蔵に運び、水と種酢を加えて仕込みを開始。「静置発酵」と呼ばれる方法で80~120日かけて発酵させ、その後さらに240~300日熟成させる。

こうしてできあがる同社の酢は米を酢1ℓあたり200gと、日本農林規格で定められた量(1ℓあたり40g以上)の5倍も使用しており、濃厚な旨みとコク、そして芳醇な香りが特徴だ。ただし、米酢本来の香りを苦手と敬遠する人も少なくない。そこで、同社が開発したのが「富士酢プレミアム」。同社の低難商品を大幅に上回る1ℓあたり320gもの米を使ってその旨みを十二分に引き出すことで、優しい香りに変化させ、一方で円熟の旨みを味わえる、文字どおりプレミアムの酢だ。

Profile
株式会社飯尾醸造
1893(明治26)年創業の食酢メーカー。「天橋立」から車で15分ほどの場所で1世紀以上にわたりお酢をつくり続けている。3代目の飯尾輝之助氏が1964(昭和39)年、地元農家に依頼して原料となる米の無農薬栽培を始めるなど原料からこだわる。

長さ3.6mの長〜いそうめん

和泉手延長そうめん

間杉手延製麺所(愛知県安城市)

麺メイン_anjyou_2698.jpg
麺1_anjyou_0965.jpg
麺2_anjyou_1983.jpg
麺3_anjyou_2760.jpg
麺04_anjyou_1900.jpg

「半生もどし」でツルツル食感に

「安城七夕まつり」で知られる愛知県安城市に昔ながらの手延べ製法でつくられるそうめんがある。麺の長さが約3.6mにも達する和泉手延長そうめんがそれだ。安城市和泉地区は江戸時代、水利が悪く、麦しか栽培できず、そうした麦農家の副業としてそうめんづくりが広がったと伝えられる。

昔の尺貫法で2間(約3.6m)の長さがあった「貫」と呼ばれる木造家屋用の水平材を、麺を延ばす道具に使ったことからこの長さの麺が生まれたといわれ、長く延ばすことで、独特の強いコシを生み出す。最初、うどんぐらいの太さだった麺を直径1㎜ほどまでにする延ばしの作業は、2本の竹の棒を使い、吊るしたそうめんを延ばしていく延ばしの作業は、優しくリズミカルで、まるで踊っているかのようだ。

また、いったん乾燥させた麵を加湿して半生状態にする「半生もどし」と呼ばれる技法が使われ、半生状態にすることで、麺の表面が滑らかになり、ツルツルの食感が生まれるという。かつては、「そうめん風」と呼ばれた三河湾からの湿った風を利用していたが、現在は加湿器を使って戻している。冬場につくることが多いそうめんだが、当地では夏場の6月から8月が最盛期、コシの強さと滑らかさを併せもった当地ならではのそうめんだ。

Profile
間杉手延製麺所
現代表の間杉秀昭氏が1974(昭和49)年に創業。そうめんの製造は6月から8月のお盆明けごろまで。ほかに、ひやむぎやうどんも製造。妻ミチ子さん、息子の宗臣さん、娘の升結(まゆ)さん、その夫の亮さんと家族で切り盛りしている。

長期熟成の旨み

八丁味噌

合資会社野田味噌商店(愛知県豊田市)

main差し替え_MG_4548.jpg
01_MG_4426.jpg
差し替え_MG_4443.jpg
03_MG_4491.jpg
main_MG_4503.jpg

木桶で長期熟成された天然醸造のコク・香り・旨みの3拍子がそろった逸品

東海地方で味噌といえば豆味噌が常識。関東をはじめ全国で食べられている、米・大豆・塩を原料とした米味噌、九州や中国・四国の、麦・大豆・塩を原料とした麦味噌に対し豆味噌は米も麦も使わず、大豆と塩のみ。麹を根づかせた「豆こうじ」を使い、熟成期間が1~3年と手間もかかる。そんな豆味噌の中でも、愛知県岡崎市を起源とし、細かな基準を満たした味噌のみが名乗ることができるのが八丁味噌だ。
トヨタ自動車の企業城下町として知られる西三河の豊田市。このまちの人たちに「地元の味噌蔵の…」と話を振ると、ほとんどの人が即座に「桝塚味噌ですね」とこたえる。創業以来、木桶仕込み・長期天然醸造の味噌づくりを守り続けている野田味噌商店のブランドだ。
「伝統は守り、変えるべきところは変える」というのは3代目の野田清衛氏。ことばの通り、豆味噌造りの特徴でもある仕込みの前段の工程は、今や工場内の自動化作業。必要なところは効率化を進めて、重労働の職人の負担を軽減している。しかし、ここから先の仕込みは、熟練の蔵人の技と使い継がれてきた木桶と川石が活躍する。長いものは150年も現役を続けるという大小400個の木桶に味噌が仕込まれる。大きいものは10~12tもの味噌を一度に仕込み、その上に3tほどの川石の重しをのせる。ちなみにこの川石は木曽川中流付近の角がとれた玉石が最適なのだが、今はもう採石ができないため、昔の石を大切に使っているそうだ。
こうして1年半以上熟成させてできる八丁味噌は美しい赤茶色をした赤味噌。他の味噌と違って、煮込んでも香りが飛ばず、むしろ煮込めば煮込むほどおいしくなる、煮込み料理と相性のいい味噌なのだ。

Profile
合資会社野田味噌商店
1928(昭和3)年、味噌の委託加工専業として個人創業。2年後に味噌製造を始めた。現在は3代目の野田清衛氏と息子で4代目の好成氏が共同で代表を務めている。好成氏は地元と東京などで味噌造り教室も開いている。
http://www.masuzuka.co.jp/

お茶の健康成分をまるごと摂取

たべるお茶

いしかわ製茶(愛知県豊田市)

お茶メイン.jpg
お茶B.jpg
DSCN5758_S.jpg
is199_S.jpg
is212 (1)_S.jpg

ご飯やおにぎりのほか、パスタや焼きそばとも好相性

愛知県豊田市下山地区の標高650mの高原で、農薬や化学肥料を一切使わないお茶の有機栽培に取り組む茶園「いしかわ製茶」。代表の石川哲雄さん・瑞枝さん夫婦と、その後継者で息子の龍樹さん・咲姫さん夫婦の家族4人による小さな茶園ながら食の安全性に早くから注目し、日本で最初に抹茶の有機JAS認証を取得した。その後も日本の認証よりはるかに厳しいスイスの有機規格IMOや米国有機規格NOPの認証も取得している。

龍樹さんが中心になって海外へもお茶を輸出しており、これまでにイギリス・ドイツ・アメリカ・マレーシア・スイス・カナダ・フランス・中国への輸出を実現。輸出量は年々増えている。こうした取り組みが評価されて、2008年度の第47回農林水産祭で内閣総理大臣賞を、2019年度の第49回日本農業賞では大賞を受賞した。

そんな茶園が作る「たべるお茶」は有機栽培てん茶(抹茶に挽く前の状態のお茶)を使用。塩などと合わせてご飯にかけたり、おにぎりに混ぜたりして食べるほか、パスタや焼きそばに振りかけても味わいが増す。さまざまな効能が報告されているカテキン類やγアミノ酪酸、テアニンといったお茶の栄養価を丸ごと摂取できる。

●たべるお茶[内容量40g]

​    900円(消費税込み・送料別) 

※「産地直送通販 食べチョク」での価格。

嫁入り道具の一つともされた幸せの米菓

おいり

山下おいり本舗(香川県三豊市)

01_DSC_2486.jpg
02_DSC1166.jpg
03_DSC1233.jpg
04_DSC1298.jpg
05_MG_3148.jpg

香川県西部の西讃(せいさん)地方だけに伝わる「おいり」。

白・青・黄・緑・橙・紫・ピンクと彩り豊か、見た目もまあるくかわいらしい。口の中に入れると、ふわっと溶けてなくなってしまう。おいり、香川県西部の西讃(せいさん)地方だけに伝わる米菓だ。この地域では、婚礼の際に集まってくれた近所の人たちや、披露宴の引き出物として今も用いられている。

その由来は戦国時代、「高松藩の姫君のお輿入れに際して、領内の農家がお祝いに5色の煎りものあられを献上したところ喜ばれ、以来、「お煎りもの」を略して「おいり」と呼ぶようにななったす」というのは、おいりを明治時代から製造している山下おいり本舗の3代目、山下光信さん。

餅米を一晩水に浸し、蒸しあがったら砂糖を混ぜて石臼に入れ、杵でつく。餅に米糠(こめぬか)をふり、熱いうちに麺棒で伸ばして乾燥。乾いたらさいの目に切り、再び乾燥させて釜で煎る。完成までに要する期間はおよそ一週間。

​おいりがメディアによって広く全国に知られるようになった現在では、結婚をはじめ出産や命名披露、誕生日、七五三、家の新築、長寿などのお祝いの品として全国から引き合いがあるという。まさに、幸せのお裾分けしてくれる菓子としてますます注目されそうだ。

●さぬきのおいり 幸せのお菓子[内容量45g・箱入り]

​    500円(消費税別・送料別)  ほか

※現在、多くのご注文と繁忙期が重なっており、新たなご注文はお受けすることができません。ご了承ください。

bottom of page